何とエンジンは日産GT-R R35のV6ツインターボ!プラガ新型Bohema(ボヘマ)が世界初公開!その姿は「公道を走るレーシング」で価格は日本円で約1.8億円から

歴史ある自動車メーカーに日産の技術が採用されるのは何だか嬉しいな

1907年創設のチェコ・プラガが、「公道を走るレーシング」とも呼ばれている新型ボヘマ(Praga Bohema)を世界初公開しました。

今回発表された新型ボヘマですが、日本では現在販売終了し、北米では2023年モデルが発表された日産GT-R R35の排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載されたユニークなスポーツモデル。

日産のエンジンをイギリスへと直送し、英チューナーのリッチフィールド社によって特別に変更・チューニングしドライサンプへと変更。

これによりエンジンがコンパクトになり、エンジンルームの低い位置に設けることが可能となり、高速でのコーナリングでのオイルサージのリスクを抑えることが可能になります。


その姿はエクスリームはスーパーレーシングカー

こちらが今回世界初公開されたプラガ新型ボヘマ。

見るからにとてつもないパフォーマンスを発揮してくれそうなエクストリームスタイルで、確かにその姿は公道を走るレーシングカーそのもの。

これまでランボルギーニ・シアン(Lamborghini Sian)やフェラーリ・デイトナSP3(Ferrari Daytona SP3)といったとんでもない姿をしたロードリーガルスーパーカーが登場してきましたが、このボヘマはそれらに匹敵するレベルのエクストリームさ。

ちなみにパワートレインは、上述の通り日産GT-R R35の排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力710ps/6,800rpm、最大トルク724Nm/3,000rpm~5,000rpmを発揮するため、GT-R R35 Nismoよりも更にパワーアップ。

おまけにチタン製エキゾーストを採用することによりエンジンサウンドを向上させ、トランスミッションは6速Hewlandシーケンシャルギアボックスを介してルーティングされるため、より快適なロードクルージングが可能となります。

250km/h到達時の最大ダウンフォース量は900kg

エンジンとギアボックスについては、プラガが長年築き上げてきたトラックでの経験を基に設計されたカーボンファイバーモノコックから独立して取り付けられ、サブウーファースタイルの不快な共鳴振動を防ぎます。

モノコックには、すべてプラガで設計されたカーボンファイバー製ボディパネルが取り付けられていて、エンジニアリングチームとデザインチームが、F1チームの風洞にて協力し、車の見栄え・スタイリングが良いだけでなく、250km/hという速度域においても900kgものダウンフォースを発生することが可能とのこと。

ちなみに世界限定500台のみ販売されたマクラーレン・セナ(McLaren Senna)だと、250km/hの速度域で800kgのダウンフォース量を発生するため、これよりも更に強烈なダウンフォース量を発生していることがわかります。

0-100km/hの加速時間は2.3秒

ちなみに、このダウンフォース量のほぼ全重量がボヘマの車体重量(1,000kg未満)となり、特別なカーボン構造のおかげで実現しているとのこと。

0-100km/hの加速時間については2.3秒未満と、現代のスーパーカー/ハイパーカーに匹敵する加速性能を持ち(ブガッティ・シロンで2.5秒)、最高速度は299km/hと控え目ですが、プラガとしては「現実的に達成できる最高速度に設定している」と説明しています。

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